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広告 重症筋無力症

重症筋無力症と診断された犬(パピヨン3歳)の闘病日記

13/02/2015

ナナ

症状に気づき病院に行く3日前 3歳4か月の犬(パピヨン)ナナ。

この写真は日にちが過ぎてからよく見たが、写真からはかなり疲れが見えると思ったが、このときは全然気が付きませんでした。

犬(パピヨン)3歳のナナが筋電図の結果、重症筋無力症と診断される

足のぴくぴく感、歩行困難などとの戦いののち、RRIの検査、筋電図の検査を経て重症筋無力症と診断されるまでの記録。

重症筋無力症はもう少し重症になってから、診断されることが多いとか、早い検査で見つかったのはとても良かったと思ったが、治療が始まったばかりの状態では今後のことは想像もつかないというのが本音です。

ナナとともに後悔のないような、日々にしようと改めて思った。

あまり多い病気ではないとのこと、同じ悩みをお持ちの方のお役にたてたらと思い、症状が現れてからの日々の記録を残しておきたいと言う思いで日々の記録を残すことにしました。

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3月21日(水曜日)ナナ(パピヨン3歳4ヶ月)の様子

今朝は飼い主のお父さんが、眩暈と吐き気のために動けなくなってしまう。

私(飼い主のお母さん)も余り丈夫なほうではないので、共倒れにならないことを考えていかなければと思っています。

ナナの症状はよくも悪くもならないという風で、歩行困難(すべての足が悪いという感じはしていたが、MRI検査の事前検診で前足のほうが弱いといわれた。)は相変わらずで少し歩くと動けなくなってしまうことが多いようです。

たぶんお水とトイレに行きたいのだろうと連れて行くとしばらく迷ったのちにたくさんの水を飲み、大量のおしっこを出します。(これは薬の副作用でありナナには大変な日課だとも思う。)

今日は飼い主の体調がいまいちなのが、犬たちにも伝わるのかおとなしくしてくれているので助かります。

薬をもらってきたので犬を病院に連れて行かないで済むので久しぶりにゆっくりできました。

ずっと前から頼んであった外壁の塗装を催促し、やっと明日からの予定にしてもらってあるので、キャンセルというわけにもいかず、うるさい中でミレアを置いておくのもかわいそうなので、明日のお医者さんはミレアも一緒に連れて行き、明後日の筋電図の検査にも連れて行かなければならないので、何かと大変だろうと思っています。

今日1日ナナもミレアも居るかいないかわからないように静かにしてくれたのは、私たちの体調不良を感じていたのかと思うと不憫になります。

今までは食が細くなっていたミレアも今日は普通に食べてくれたし、ナナはトイレや水を飲むために歩いて行っても途中で立ち止まって動けなくなり、私が気が付かないでいると伏せの姿勢になってしまっているときに水を飲ませて、トイレを見守ってあげるだけで何とかなりました。

それであってもナナの我慢強さは私たちの考え及ばないことです。

発病してからこの方、ただただおとなしく耐えているのを見ながらナナに対する愛情はますます強くなり、片方でじっと耐えているミレアも本当に賢い犬たちだと改めて思わされます。

もともと手のかからない犬たちですが、飼い主の心も、病気のナナにも気を使っているように見えるミレアを見ていると、私の心も穏やかになっていくのですから不思議です。

3月22日(木曜日)犬 ナナ(パピヨン3歳4ヶ月)の様子

MRIの検査の結果、ある程度脳の様子がわかったので少しは気持ちが楽になってきたためか昨日、今日はたまっていた疲れがでて、何をする気も起きなません。

ナナも「プレドニゾロン」を多めに使っているので、それの効き目が表れたのか、ほんの少し歩く様子が楽になったように見えます。

今日は久しぶりに診察室で歩いたが、家では見られないような歩き方をしました。

緊張感のためスイッチがはいたようにも見えました。

1か月近くナナの歩き方を観察しているが、勢いで歩けるときがあって、そんな時はゆらゆら感が少なく、ゆっくり歩くときや止まったときは、特にお尻のほうにゆらゆら感があり、お座りの時は頭のほうのゆらゆら感が強くなります。

少し改善したといっても、歩行の不安定感はまだかなりあると思います。

今日の午前中は明日の検査のための血液検査をして紹介状と夕方の薬をいただいてくきました。

以前からの予定になっていた外壁の工事が始まったので、ミレアも病院に連れて行く連れて行きました。

家に帰って工事の音と人が外を行き来する姿に、神経質なミレアは吠えてばかりいたが、ナナは騒がしい音にもミレアの吠えている声にも反応せず、夕方までずっと寝ていて6時ごろ起きてきたときには、かなりしっかりした足取り(今までに比べて)で歩いていました。

こんな姿を見ることが出来て本当にうれしいく思うし、明日の検査の結果によって、治療方針も決まるのかと期待しただけで、心が軽くなってきます。

検査をしていくことで、病名が特定できるということと、もしわからなくとも、いろいろな検査をしたことで、私たちの気持ちの持ちようは変わるのではないかと思い、院長先生に紹介状をお願いしたことは本当に良かったと思っています。

3月23日(金曜日)犬 ナナ(パピヨン3歳4ヶ月)筋電図検査

MRIの検査の結果、筋電図の検査を勧められたので、動物病院の院長先生に紹介状を書いていただき、「キャミック動物医療センター練馬」で筋電図検査を受けるために家を8時半ごろに出ました。

外壁塗り替えのための洗浄の日だったが、その工事のための人たちと入れ替わるように家を出てきました。

何もなければ2時間くらいで着くようなので、12時の予約には早すぎる時間ではあるが、ミレアも連れているし、途中何が起こるかわからないのであわてないで済むようにと充分な余裕を持って出かけることにしていました。

渋滞もなく、トイレ休憩をしただけだったので、11時前にはついてしまい待ち時間に何をしようかと考えていたが、11時半くらいにはできるとのことで、ミレアも待合室に入れてもよいともことだったので、暖かな待合室で待つことが出来ました。

埼玉のキャミックにいた方もおられて、ナナを覚えていてくださり、またMRIの検査結果やカルテなどは埼玉のほうからすべて送られてきていたので、検査についての質問の後、同意書にサインをしただけでした。

ナナはその前に事前検査のために検査室に入っていました。

検査結果がわかるのは3時過ぎとのことだったので、持ってきていた昼食をとり、ナナの検査が終わるのをを待つことにしました。

ミレアは後ろで遊ばせてもよいようにと後部座席を倒して広くしておいたが、クレート中が安心なのか自分からクレートの中に入り、静かだったのではクレートの中で寝ていたのかもしれません。

しばらく車の中にいたが、あいにくの雨の日で寒かったので、少し前から待合室で待つことにしました。

3時少し過ぎ、検査は無事に終わり、ナナが点滴をしていること、検査結果はその日は詳しくは出ないがおおよそのことはわかるといっていたので、その説明を待つことになりました。

しばらくして教えていただいた検査からの病名は、「重症筋無力症」という病名でした。

私はほとんど確信に近いところで、そう思っていたので、本当はうれしいことではないのかもしれないが、気がぬけたようにうれしかったのは不思議でした。

この病気はかなり珍しい病気で、この段階で診断がつくことは珍しいとのことでした。

この1か月症状ばかりが進んで、病名が分からないために苦しんでいたので、病名が分かりさえすればあとはできるだけのことをするしかないと思っていたので病名が分かったことは本当にうれしいことでした。

その上、飲み込み異常やはき戻しがないためこれでよくなるのだったら、今後大変な介護の心配はしないで済むことと、治る確率も高いということ、検査用の薬品を入れての検査では正常になるとのこと、お医者さんでお薬をいただけばかなりの確率でよくなるとのことにうれしさがこみ上げてきました。

その後、麻酔のためぐったりとしているナナを抱いて、帰途に就きました。

病院によってくださいとのことだったので病院に直行、院長先生が待っていてくださり、普通の病院にはないだろうとお聞きしてきたお薬があり(人間用を)体重わりで、ほんの少しを調剤していただけました。

今まで飲んでいた、ステロイド剤、抗生物質とこの薬を5日分処方していただき帰ってきました。

お水も、食事も食べられたら少しずつ食べさせるようにということでしたが、もう食べたくて仕方がないようで、お水もがぶがぶ飲むし心配になるようだったが、その日はゆっくりと寝てくれて安心ししました。

3月24日(土曜日)重症筋無力症と診断された犬 ナナの様子

今朝はお水を飲んで、トイレをした後はクレートで寝ていました。

ナナは病気になる前も少し走った後は朝食までクレートの中ということが普通だったので、少しずつ普通に戻っていくのかと思う反面、あまりおとなしいとどこか悪いのではないかと思ってしまうのは、病気を持っているから仕方がないのでしょう。

しかし、食事の時間になると起きてきて、すごい勢いで食べたので心配も吹き飛んでしまいました。

お薬は今日からなのでお薬を混ぜた缶詰めを先にあげ、フードに缶詰めを混ぜた食事をあとからあげるがあっという間に平らげ、ゆっくり食べているミレアの食事を狙っていて、相変わらずすごい食欲です。

病気前はミレアと同じように食事にあまり関心を持たなかったことを思えば、これはステロイド剤の副作用と思うほかありません。

その後はすぐに寝てしまったので、歩行の様子をじっくり観察できなかったが、今までよりはよくなっていると思えました。(寝ていたのは昨日の疲れのためかもしれません)

昼ごろも起きてきて、水を飲み、トイレを済ませたが、急激な変化は見られなかったが、ふらふら感はずいぶん少なくなっているように見えました。

3時近くにお医者さんに行くような話をしているといつの間にか起きてきているのは、お医者さんにはいかなければならないと思っているのかも知れません。

お医者さんでは薬の副作用などが出ていないか見ていただいただけで帰ってきましたが、その後食事が待ちきれないのかよく歩いて動けなくなったりしたが、今までは少し抱いていてあげ、落ち着いたころにソファーベッドに下してあげると静かに寝ていることが多かったが、この日はまた歩き出してしまうので、抱いていてあげてもどこに入れてもダメという感じでよく歩いていました。

途中で疲れて止まることがあっても、少し休んで歩き出すという風で、じっとさせるのも難しい感じでした。

ふらふら感は残っているものの1日前と比べても数段の安定感で歩くことが出来るようになり、お水を飲むときのふらふらもないときのほうが多くなってきました。

夜は病気になる前のように、ソファーベットに横になっていたが、寝る前にミレアにボール投げをしてあげたときは声を出して喜んでいたが、自分もするとは言わず、おやつだけを喜んで食べました。

朝夕2回だけの薬でこのように良くなり、奇跡のような回復ぶりを見せていたので久しぶりにほっとしました。

この夜も静かに寝てくれました。

3月25日(日曜日)重症筋無力症と診断された犬 ナナの様子

昨日と同じようにお水を飲み、トイレの後少し歩いて、クレートの中に寝ていたが、これは病気になる前は走った後にクレートに寝ていたのと同じような状態でした。

しかし私たちの食事が終わると自分の番だということはわかっているので、クレートから出てきて歩き回っています。

疲れると途中で止まってしまうが、もう助けてほしいとは言わず、自分で休みまた歩き出すという風だったので、食事を急いで作らないとナナが疲れるのが心配なくらいでした。

ナナが歩いているのを見ると少しふらふら感と、疲れると立ち止まるという状態があるほかは、今までと同じような時間が戻ってきたようです。

ミレアが少し神経質になっていて、吠えることが多いような気がするのが心配だが、それでも何もない限りは日中は静かに寝ていてくれて、やっと自分の時間が持てるようになりました。

今までぐったりしていて抱っこが大好きになっていたナナは長い抱っこを好まず、降りるというしぐさを見せるのにはびっくりさせられましが、抱っこなどで縛られることなく、自由に動ける状態のほうを好むようになったのは体が楽になった証拠のように思いました。

今朝のお薬で3回飲んだだけで、こんなに回復が早いのは若いためかもしれないとも思いながら、薬がこんなに効いてくれることに感謝の念がいっぱいになりました。

このままどこまで歩行の改善が見られるのかは、今の私には想像もできませんが今までのように走ることもできるようになるのかと思うと恐ろしい気持ちもわいてくるのは不思議なものです。

ここまでの回復も私には夢のような感じなのですから・・・・・

今日は少し動きすぎたのか、夕食後少し疲れて動けなくなってしまいました。

夕食前に抱いてあげたときはおろしてほしいといっていたが、まだそれほどの体力はないようなのでしばらく抱っこしてあげて、犬用のソファーベットに下すと静かに寝ていました。

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